【解説】3分でわかるエクストラレギュレーション
アモーレ!CHANGです。
チャンピオンズリーグ東京も終え、いよいよ2019 シーズンも本格始動となりましたね。
CSP獲得、皆さん順調でしょうか?
来る12月のチャンピオンズリーグ新潟では今実施されているスタンダードレギュレーションのほかに【エクストラレギュレーション】が採用されるということで、
今回はそのエクストラレギュレーションの説明をしていきたいと思います!
エクストラレギュレーションとは
ポケモンカードの歴史はとても長く、その為一定の期間で「使って良いカード」を区切っていかないととても膨大なカードの量となってしまい、ユーザーの参入ハードルがとても高くなってしまいます。
え? サンムーンでも汎用カードが高くて手に入らない?
ハハッ、そんなバカな。
この「使って良いカード」の幅をカードプールというのですが、現在公式ルールで決められている「スタンダードレギュレーション」のカードプールより、少し過去に遡った長めのカードプールを用いたレギュレーション、そのうちのひとつを「エクストラレギュレーション」といいます。
具体的なカードプール
こちらを見てください。
これが今僕たちが楽しんでいる「サン&ムーン」シリーズでのスタンダードレギュレーション。
実に2,000枚以上のカードが使えて、既に相当なカードプールの広さがありますね。
で、これが過去のカードまで使える
「エクストラレギュレーション」と、
「殿堂レギュレーション」。
(2018年9月現在)
使えるカードの枚数が3-4倍に膨れ上がり、思わず失禁しそうになりますが気をしっかり持って。
大丈夫。大丈夫だから。深呼吸して。
エクストラレギュレーションは6,576枚、
さらに過去のカードまで使える殿堂レギュレーションは実に8,964枚!
ハハ、ウケる。
図の上の方にシリーズ名を記載してありますが、
今回はこの【BW/XY/XY BREAK/SM】が使える
真ん中にある「エクストラレギュレーション」のお話。
殿堂という一度踏み込んだら帰って来られない沼の魔境についてはまた今度ね。
エクストラレギュレーションのオススメカード
圧倒的なカードプールの広さには一旦目を背けて、
シリーズごとの特徴を簡単に挙げていきましょう。
これはSMシリーズ視点の見方となる相対評価ですので、当時の評価は今回は無視します。
【BWシリーズ】
ゲームでいうブラックホワイト。
イッシュ地方が舞台となるシリーズです。
進化というよりたねポケモンが強めに調整されており、カードひとつひとつがシンプルなものが多いです。
このシリーズを今使う場合、
・強力な特性を持った一部のポケモン
・SMより尖った効果を持つグッズ、スタジアム
これらを組み込むと良いと思います。
アタッカーポケモンも決して弱くはないのですが、数字のインフレに若干ついていけていない感もあります。
SMレギュにちょろっとBWのグッズを組み込みだけで大幅に強化できることも。
BWシリーズは要するにこんな感じ。
例えばオススメはこのあたり。
トラッシュから無限にもどるタマタマやダメカンを自由に動かすランクルスにヨノワール、
山札からいきなり10枚引けたりするアクロマやタチワキシティ&どくさいみんなど、
バリエーションも豊富。
特にゾロアークGXを使うときのタマタマは最強の相方になるでしょう。
BWシリーズの商品ラインナップはこちらからどうぞ。
【XY・XY BREAKシリーズ】
ゲームでいうXY。
カロス地方が舞台となるシリーズです。
数字そのものはSMに見劣りするものの、独自のギミックでまだまだ通用するポケモンが多いです。
BWに比べると複雑なロジックも多め。
このシリーズを今使う場合、
・XYシリーズポケモンメインのギミックに他シリーズ要素を加えたもの
・妨害や展開など、強力かつ種類の豊富なサポート
このあたりが肝になってくると思います。
構築もかなり独自のものが増えてくると思いますから、ウデの見せ所ですね。
XY・XYBREAKシリーズは要するにこんな感じ。
中でもオススメはこのあたり。
ロックギミックが多かったりしますね。好み。
前環境版ロストマーチと言える「よるのこうしん」はまだまだ健在ですし、スカイフィールドなんかのトンデモカードはまたゾロアークGXを強化します。オカルトマニアやフレア団のしたっぱでお邪魔デッキなんかも。
XY・XYBREAKシリーズの商品ラインナップはこちらから。
過去のカードを扱うレギュレーションの楽しさ
率直に言って、エクストラレギュレーションは構築難易度も高ければそもそもカードが手に入らない、という厳しさもあり、かつ殴り合うだけとは限らない緻密かつ難解なカードゲームとなるため初心者にはあまりお勧めしづらいルールです。
ただ、
ただですね。
この「難しさ」がおもしろいんですよ。
SMシリーズに新作が出続けている以上、過去約7,000枚の中から日々無限の可能性を模索するという、探検のようなおもしろさ。流行りデッキなんてレベルではない、下手すると百種類以上あるデッキタイプから「戦うデッキ」「縛るデッキ」「特殊条件で勝つデッキ」などさらにさらに自分のスタイルは選びほうだい。
そう、広いカードプールからデッキを作るということは、
「自分をデッキで表現する」ことができるということなのです。
自分だけのオリジナルの組み合わせを見つけたときの興奮、それで相手を驚かす楽しさ、逆に相手に出し抜かれたときの驚き。何が出てくるかわからない、そんなジャングルのようなルールが【エクストラレギュレーション】、なのです。
そんなエクストラレギュレーションでの大会が、2018年12月2日に新潟で開かれます。
スタンダードでの参戦ももちろん可能ですが、
あえてのエクストラレギュレーション参戦もまた乙なもの。
さあ、濃くて暗いジャングルの世界へようこそ。
あなたの相棒は、この奥にいるかもしれません。